AGAのメカニズムと改善方法は?

1.若い年代から始まる薄毛は
薄毛は20代や30代と言った若い年代から始まることがあります。
年齢が若いほど悩みが大きくなりますが、それはAGA男性型脱毛症が原因である可能性が高いです。
少しずつ髪の毛が薄くなっていくため最初は分からないことが多いです。
なぜ若いのに薄毛が広がるのか不思議に感じる方は多いと思います。
そこでAGAのメカニズムとその改善方法をこれから紹介していきます。

2.AGAのメカニズム
髪の毛が生えている毛穴の奥には毛乳頭と毛母細胞があります。
毛乳頭は頭皮下にある毛細血管と繋がっており、血液から栄養と酸素を受け取りしています。
毛母細胞は毛乳頭から栄養と酸素を受け取りし、分裂することで髪の毛が伸びていきます。
この毛乳頭には男性ホルモン受容体が存在しています。
この受容体はアンドロゲンリセプターとも呼ばれており、男性ホルモンのテストステロンが血液によって運ばれると5αリダクターゼⅡ型と言う還元酵素により、DHTと言う男性ホルモンの一種に代謝されます。
このDHTが男性ホルモン受容体と結合すると脱毛因子TGF-βが働き出します。
髪の毛には成長期、退行期、休止期とあり、TGF-βにより成長期が短くなります。
本来太く長くなるはずだった髪の毛が細く短くなっていきます。
次第にTGF-βの影響を受ける髪の毛が増えていき、薄毛が広がっていくと言うのがAGAのメカニズムです。

3.AGAの症状は
5αリダクターゼⅡ型は前頭部や頭頂部の毛乳頭に存在しています。
そのため前頭部から始まる人、頭頂部から始まる人、その両方から始まる人に分かれます。
前頭部から進行するとM字型に、頭頂部から進行するとO字型に、両方から進行するとU字型となります。
5αリダクターゼⅡ型は側頭部と後頭部の毛乳頭には見られないため、この部位の髪の毛は残ることが多いです。

4.AGAは遺伝しやすい
AGAは男性ホルモン受容体の感受性が大きく発症に関わっています。
感受性は遺伝しやすく、感受性の強い遺伝を受け継いだ方はAGAを発症しやすいです。
逆に感受性の弱い遺伝を受け継いでいる方はAGAを発症しないことがあります。
同じ年代でも髪の毛が薄い人、薄くならない人と分かれるのはこのためです。
アンドロゲンレセプター遺伝子検査で比較的手軽に調べることが可能です。

5.AGAの改善方法は?
AGAは病院やクリニックで治療を受けることが可能です。
いくつかの治療法がありますが、AGA治療薬プロペシアが特に有名です。
プロペシアは5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害する効果があります。
主に脱毛を予防する目的で使用されますが、多くの患者さんで発毛が見られます。
ミノキシジルと言う血管拡張作用のある成分配合の外用薬も有名です。
血管拡張作用から毛乳頭や毛母細胞に多くの栄養と酸素を届けて活性化、発毛を促進させています。
病院の皮膚科ではプロペシアのみの処方ですが、AGAクリニックではミノキシジルの処方も受けられます。
プロペシアとミノキシジルの併用治療も受けられます。
成長因子を頭皮に注入する育毛メソセラピー、グロースファクター再生療法、HARG療法などのAGA治療もあります。
病院やクリニック以外で改善したいときは育毛剤や発毛剤があります。
育毛剤は植物から抽出した成分を配合するものが多くなっています。
発毛剤はミノキシジル配合のものが一般的です。
AGA治療薬や育毛剤、発毛剤が効かないときは自毛植毛を受けると言う手段もあります。

6.最後に
AGAは末期まで進行すると手遅れになる恐れがあります。
プロペシアでもミノキシジルでも成長因子の注入でも改善が期待できなくなります。
薄くなり始めたなと気づいたら早めに治療を開始すると良いでしょう。